
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
「自分の才能ってなんだろう?」
「自分の強みが分からない…」
こんな悩みを解消するヒントになればと思い、6つの才能診断の方法をご紹介します。
自分の才能は、自分では見つけづらい…
実は、自分の才能は、自分では見つけづらいものです。
なぜかと言うと、次のような理由があるからです。
(1)自分では当たり前のようにできてしまうから
才能というのは、努力して身につけるようなものではありません。
(むしろ、努力身につけるようとしている時点で、才能ではありません)
才能とは、意識しなくても当たり前のようにできてしまうことだったりします。
- 周りの皆は、なんでこれができないんだろう?
- そんなの、才能だなんて思いもしなかった
こんなものが、あなたの才能だったりします。
(2)自分が短所だと思っていたことが、才能だったりするから
この後説明しますが、「自分が短所だと思っていたことが、才能(長所)だった」ということがあります。
そもそも、自分では短所だと思っていたのに、実は才能(長所)だった…なんて、気付けるわけないですよね。
- 私は、あの人のような力はない…
- 自分のこの短所を、どうにかしたい…
そういうものが、あなたの才能だったりします。
自分でできる才能診断×6。早速やってみよう!
自分の才能は、特別な質問を使うことで、自分だけでも見つけ出すことができます。
その特別な質問(診断方法)を、6つご紹介します。
ぜひこれらの診断を自分でやってみて、あなたの才能をチェックしてみてください。
(1)努力していないのに褒められることは、何ですか?
自分では特に努力しているつもりはないのに、なぜか周りに褒められる。
こういったことってないですか?
それは、あなたの才能である可能性が高いです。
- 仕事の段取りの仕方が上手だね!
- あなたが作る資料って、すごく見やすくて分かりやすいね!
このように褒められることがあるとすれば、それは才能の種とも言えます。
こういう人は、例えば「仕事の段取りコンサルタント」になれるかもしれませんし、資料の作り方をまとめた本を出版できるかもしれません。
例えば私の場合、小学生の頃から「人前に立って話すこと」が得意でした。
特に練習したこともないのですが、よく褒められたのです。
これが結果的に、今の講演や、セミナーの仕事につながっています。
(2)他人を見て「あの人のここが凄い!」と思う部分は、どこですか?
「友達のA君は、リーダーシップがあって凄いなぁ」
「同僚のBさんは、プレゼン力があって凄いなぁ」
こういった、周りをちょっと羨ましいな、と思った経験、ありませんか?
実は、こういう気持ちを持った時点で、あなたにはその才能がある、ということなのです。
どういうことか?
分かりやすく説明します。
人は、自分にない才能は、他人の中に見出だせない
例えば、Appleのスティーブ・ジョブズさんを思い浮かべてください。
- X君は、ジョブズさんを見て、「プレゼンの才能がある人」と思うかもしれません。
- Y君は、ジョブズさんを見て、「リーダーシップがある人」と思うかもしれません。
- Z君は、ジョブズさんを見て、「創造力がある人」と思うかもしれません。
同じスティーブ・ジョブズさんを見ているのに、見る人によって、見出す才能が違うのです。
なぜこんなことが起こるのか?というと、ズバリ「人によってフォーカスが違うから」です。
先ほどの例で言うと、X君は既に「プレゼンの才能」の種のようなものを持っているからこそ、ジョブズさんを見た時に、「プレゼンの才能がある人」と思うのです。
Y君は既に「リーダーシップ」の原石のような存在だからこそ、ジョブズさんを見た時に、「リーダーシップがある人」と思うのです。
Z君は既に「創造力」の片鱗を持っているからこそ、ジョブズさんを見た時に、「創造力がある人」と思うのです。
このように、他人の中にその才能を見出だせるということは、そこに無意識にフォーカスしている、ということです。
つまり、あなたの中にもその才能がある、ということなのです。
あなたの尊敬する人を一人思い浮かべて、その人の才能をリストアップしてみてください。
その才能は、あなたの中にもあるのです。
(3)人に指摘されて傷つくこと、普段から悩んでいることは、何かありますか?
「友達に、歌い方が独特だよね、と言われて傷ついた」
「自分には、母性がないのかもしれない…」
このような、人に言われて傷ついたことや、普段から悩んでいることはないですか?
それはズバリ、あなたの才能である可能性が高いです。
実は、才能がないと、そもそも傷つかいないのです。
例えば私の場合、「大林さんって、料理が下手ですよね」と言われても、まったく傷つきません。
それは、私に料理の才能がないからです。
でも、「大林さんの文章って、分かりづらいですね」と言われると、ものすごく傷つきます。
ガラスのハートが打ち砕かれて、3日くらい寝込みます。
これは、私に文章を書く才能があるからです。
才能は、傷つきやすい
先ほど、「人間は、自分の才能に無意識にフォーカスする」といった話をしました。
フォーカスしているということは、「大切にしている」ということでもあります。
だからこそ、傷つきやすいのです。
「歌い方が変だね」と言われて傷ついたということは、その人には、歌の才能があるのです。
「母性がないかも…」と悩んでいる人は、実は母性があるのです。
あるから傷つくし、あるから悩むのです。
最初の方で、「自分が短所だと思っていたことが、才能だったりする」という話をしましたが、まさにこのことなのです。
(4)子供の頃に好きだったもの、ハマったものは何ですか?
子供の頃の「好き」には、多くの場合、理由がありません。
だからこそ、子供の頃の「好き」のパワーは、すさまじいのです。
何時間も絵を書き続けていたり、時間を忘れて虫取りをしているような子どもがいますが、それくらいすごいパワーがあるのです。
この、子どもの頃の「好き」には、才能の種が隠れていることがあります。
これだけだと分かりづらいと思うので、私の事例をご紹介します。
例えば私の場合、子供の頃は、マジック・ザ・ギャザリングというカードゲームが大好きでした。
カードゲームは、限られたカードで、いかに相手に勝つか?という戦略がものを言うゲームです。
この「限られたリソースで、最高の戦略を組み立てる」という能力が、今のコンサルティングに活かされているなぁ、と感じます。
(5)あなたが特に好きな映画や、物語は何ですか?
子供の頃に限らず、「好き」をヒントに才能が出てくることが多々あります。
あなたが好きな映画や、あなたが好き物語には、あなたの才能が隠されていることがあります。
分かりやすく説明しますね。
例えば私の場合、「スリーハンドレッド」や「アベンジャーズ」という映画が大好きです。
どちらも、「少数精鋭が、大人数の敵を倒す」というストーリーです。
ここから考えると、私が活躍しやすいのは、大人数の組織ではなく、少数精鋭の組織の方が良いだろうと予測できます。
これは、今の私の会社経営にも、大いに役立っています。
必要以上に人を増やすことなく、少数精鋭でいる状態が、私にとって一番力を発揮できるからです。
(6)お金を出してでもやり続けていることは、何ですか?
例えば、「鉄道が趣味で、鉄道模型に500万円以上使ってきました」というような人がいたとします。
この人は、鉄道の才能がある可能性が、非常に高いでしょう。
鉄道関連の仕事や、鉄道大好き芸人的な感じでフリーランスで活躍する、という道もあるかもしれません。
ちなみに、鉄道大好き芸人の、鈴川絢子さんという方がいるのですが、この方も才能を開花させた一人だと言えるでしょう。
このように、好きを極め続けて仕事にしてしまう人は、今後どんどん増えると思います。
(ちなみに、うちの2歳の息子は、電車が大好きで、鈴川絢子さんの動画が大のお気に入りです。)
まとめ:「好きなこと」に、才能の種が隠されている
結局のところ、「好きを極めるのが最強」ということです。
フォーカスがあるということも、「フォーカスがある=好きだと意識しなくても、無意識で好きである」とも言えるので、好きが最強ということです。
これを証明するかのように、こんな格言があります。
天才とは、蝶を追っていつのまにか山頂に登っている少年である
~ジョン・スタインベック(アメリカの小説家・劇作家)~
つまり天才というのは、ごく限られた人ということではなく、「自分の才能(好き)を極め続けた人」とも言えます。
ただ目の前のことに集中し、好きで大好きで、楽しんでいたら、いつの間にか高みに上り詰めていた。
これが天才の本質なんだと思います。
あなたもぜひ、先ほどご紹介した質問法を使ってみてください。
あなたの才能が開花することを、心から願っています!
得られた学びや気付きをぜひコメントして下さい。運営の励みになります。