
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
潜在意識は、仕事(ビジネス)にも、プレイベートにも、大きな影響を与えています。
潜在意識を活用できるようになると、ある意味「人生を自動操縦できる」と言っても過言ではありません。
今日は、そんな「潜在意識」を効果的に活用する方法をご紹介します。
潜在意識とは?
人間の意識には、大きく分けて、以下の2つがあります。
- 顕在意識:普段から認識できる部分(考えて行動している状態)
- 潜在意識:普段、意識できない部分(無意識、習慣)
図にすると、以下のようなイメージです。
上記の図からも分かるように、潜在意識は、顕在意識よりもパワフルです。
ある研究では、潜在意識は、人生の97%(あるいはそれ以上)に影響している、とも言われています。
私達が普段、何も考えずに洋服を着たり、靴を履いたり、道を間違えないでいられるのは、この潜在意識のおかげなのです。
潜在意識は、自動運転装置のようなものです。
この潜在意識を活用できれば、人生を好転させることができるのです。
どういうことか?
分かりやすいように、1つ例を挙げてみましょう。
(例)赤い車を数えてみましょう
あなたは、今日、赤い車を何台見ましたか?
おそらく、覚えていないと思います。
では、次に外出する時には、赤い車を数えてみてください。
きっと、たくさんの赤い車が、目に飛び込んでくると思います。
これは、「赤い車の数が増えた」のではありません。
あなたが「赤い車を数えよう」と思ったことで、潜在意識が無意識に、赤い車を探し出してくれたのです。
このように、潜在意識は、指令を与えられると、その情報を自動的に集めてくれる(その情報に強くフォーカスする)のです。
同じ状況を見ても、見えるものが全く違う
先程の赤い車の例でもあったように、潜在意識の力によって、「目の前の出来事は何も変わらなくても、見えるものが全く違う」のです。
これは例えば、お金についても同じなのです。
「お金を稼ぐなんて、ガメついことだ」「お金持ちは悪い人だ」と思っている人は、目の前にビジネスチャンスがあっても、それに気付けません。
潜在意識が、「お金を稼いではいけない」と思い込んでいるので、チャンスに気付けないのです。
一方、「お金を稼ぐのは、素晴らしいことだ」「お金持ちは、多くの人の役に立っている」と思っている人は、同じ状況を見ても、そこにあるビジネスチャンスに気付けます。
潜在意識が、常に「お金を稼ぐには?」と情報収集しているので、チャンスに気付けるのです。
このように、潜在意識の違いによって、同じ状況を見ても、結果が大きく変わってくるのです。
「目標を紙に書くと実現する」理由
よく、「目標を紙に書くと、達成度がアップする」と言われます。
これは、「目標を紙に書いて明確化しておくと、潜在意識に刷り込まれ、無意識に目標を達成できるように情報を集めてくれる」からです。
潜在意識を上手く活用できれば、よりスムーズに目標を達成できるのです。
潜在意識を書き換える(プログラムする)方法
さて、ここからは、潜在意識を書き換える(プログラムする)方法について、解説します。
実は、潜在意識を書き換えるコツは、「シータ波」にあります。
人間の脳は、脳波の状態によって、以下のように区別されています。
これらの脳波のうち、潜在意識を効果的に書き換えられるのは、「シータ波」の状態になっている時です。
シータ波の状態は、言わば「見たもの感じたものを、潜在意識にそのまま取り込める状態」とも言えます。
例えば幼児期(0~6歳)は、大人に比べて、シータ波が活発に出ている時期です。
幼児が、いろいろなことをすぐに覚えられるのは、脳がシータ波の状態になっているからです。
また、「三つ子の魂百まで」とも言われますが、この時期に、潜在意識の多くの部分が作られる、とも言われています。
つまり、「脳波がシータ波になっている時に、潜在意識に、自分の夢や目標を擦り込む」ことで、人生が好転する、ということです。
脳波がシータ波になっている3つのタイミング
(1)寝る前、起きた直後、昼寝もGood
寝る前や起きた直後と言った、言わば「まどろんでいる状態」は、脳がシータ波の状態になっています。
このタイミングで、ビジョンボードを見るのは、とても効果的です。
ビジョンボードというのは、「自分の夢や目標達成のイメージを、1枚のボードにしたもの」です。
ビジョンボードを見ることで、潜在意識に、目標達成のイメージが刷り込まれます。
例えば私は、ビジョンボードを画像化して、パソコンのデスクトップの背景にしています。
私は、起きてすぐにパソコンを開くので、自然とビジョンボードが目に入ってきます。
これにより、意識しなくても、潜在意識に目標達成をイメージさせることができます。
(2)好きなことに没頭している時
「好きなことをする」のは、潜在意識を活性化させる効果があります。
- 自分が大好きなこと。
- ワクワクすること。
- 考えるだけで眠れなくなるようなこと。
- 思わず、早起きしてしまうこと。
好きなことに没頭していると、脳の海馬がシータ波を出します。
これにより、自然と潜在意識が後押ししてくれて、成功しやすくなるのです。
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、これにはちゃんと科学的な根拠があったのですね。
スポーツ選手が「フロー状態になる」「ゾーンに入る」といったことがありますが、これも「その競技に没頭している」ということです。
ある意味、究極の集中状態であり、ひらめきやアイデアがドンドン湧いてきます。
例えば私は、セミナーで話したり、文章を書いたりするのが大好きです。
セミナーの構成を考えたり、ブログを書いていると、どんどんアイデアが湧いてきます。
これも、潜在意識が後押ししてくれているおかげなのです。
私は、「結局、好きなことをしている人が最強なんだ」と思っています。
(3)運動した直後
運動すると、その間、脳は休んでいる状態になります。
脳がリラックスすることで、シータ波が発せられて、潜在意識に働きかけやすくなるのです。
また、運動することで、脳への血流が多くなるので、これも脳を活性化させてくれます。
運動と言っても、ハードな運動をする必要はありません。
5分くらい散歩をするだけでも、効果があります。
例えば私は、仕事の合間にジムに行って筋トレしたりしています。
ジムから戻ってきてパソコンを開くと、そこにはビジョンボード。
これでまた、潜在意識に目標達成のイメージが刷り込まれます。
まとめ:結局、気付けるかどうか?だけ
いかがでしたでしょうか。
この潜在意識の話をまとめている時に、ふと、こんな格言を思い出しました。
本人ができると思えばできる。
できないと思えばできない。
どちらにしてもその人が思ったことは正しい。
~ヘンリー・フォード(アメリカの自動車王)~
これは、潜在意識の力を、そのまま描写している格言とも言えます。
潜在意識が「できる!」と思っていれば、脳は勝手に「できる理由」を探してきます。
その結果、その人には「できる」のです。
逆に、潜在意識が「できない…」と思っていれば、脳は勝手に「できない理由」を探してきます。
結果、その人にとっては「できない」のです。
最初にお話したとおり、目の前の状況には、大きな差はありません。
ただ、その状況を見て、自分に必要な情報に気付けるかどうか?
たったそれだけの違いなのです。
潜在意識を活用すれば、あなたに必要な情報に気付けるようになります。
ぜひあなたも、潜在意識と二人三脚で、協力なタッグを組んでくださいね。
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