
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
真面目な人ほど、職場(仕事)や家庭、友人との人間関係で、自分を苦しめてしまいがちです。
今日は、そんな真面目な人が楽に生きるためのコツを、ご紹介します。
楽に生きるための9つの習慣
(1)相手の課題を背負い込まない
アドラー心理学では、「課題の分離」という考え方があります。
自分がしたことに対して、相手がどんな反応をするか?は、相手が決めること。
自分には、相手の反応をコントロールする力はない。
であれば、自分は、自分が最善だと思うことを行えばいい。
簡単に言えば、「ウチはウチ、ヨソはヨソ」ということです。
自分がいくら良かれと思ってやったことでも、相手は良い反応をしてくれないこともあります。
でも、相手がどんな反応をするか?は、相手の課題なのです。
もし、良い反応じゃなかったとしても、それはその相手が、他のことが気になっていて、良い反応をする余裕がなかったのかもしれません。
他のことでイライラしていて、その態度がたまたま、あなたに対して出てしまったのかもしれません。
結局、相手をコントロールすることはできないのです。
であれば、相手の課題は、相手に任せておく。
自分は、自分が最善だと思うことをやればいい。
こう考えると、気持ちが楽になります。
(2)悩みは、勝手になくなる
あなたは、1年前の悩みを覚えていますか?
きっと、覚えていないと思います。
このことから分かるように、人間の悩みは、どんどん移り変わって、時間と共に消えていくのです。
私が最近読んだ「頭の決まりの壊し方」という本には、こんな事が書いてありました。
本「頭の決まりの壊し方」より引用
私たちの心はいろんな恋人を取っかえひっかえ遊ぶひどい人のごとく、無責任に考えを取っかえひっかえしていて、でたらめなのです。
どうせすぐに別の考えに変わってしまうなら、「今、私が考えていること」は、大切ではないのです。
「今、私が考えていることは浮気相手に過ぎず、すぐに別れ、続かないから大切ではない」という視線があれば、自分の考えに囚われなくなります。
人間の心は、いろいろな悩みにどんどん浮気します。
であれば、今の悩みも、そのうち勝手になくなるのです。
(3)不足感を埋めるために頑張らない
向上心があることは、とても良いことです。
しかし、その向上心のスタート地点が「不足感を埋めるため」になってしまうと、頑張っても頑張っても、満足感を得られなくなります。
例えば、「広い家と、高級車を手に入れれば、きっと幸せになれる!」と思って、仕事を頑張った。
しかし、それらを全て手に入れても、幸せになれなかった…。
これは、その人が「自分は、今のままじゃダメだ。広い家と高級車があれば、多くの人から認められ、愛されるはずだ」という、無意識の不足感を埋めるために頑張ってしまったからです。
例えば、経営者の場合。
「会社を大きくすれば、幸せになれる!」と思って、起業してからがむしゃらに頑張ってきた。
売上も大きくなり、社員数も増えた。
でも、まったく幸せを感じられない…。
これば、その経営者が「今の自分では愛されない。もっと優れた人間にならなきゃ!そのためには、経営者として成功しなければ!」という、無意識の不足感をベースに頑張ってしまったからです。
このように、不足感を埋めるために頑張ると、結局、燃え尽きてしまうのです。
本来、人間は、何一つ欠けているものなど無く、そのままで愛される存在です。
不足感を埋めるためではなく、純粋な「これをやりたい!」というワクワク感をベースに行動すると、不足感の罠から抜け出せます。
(4)大きな流れで考える(俯瞰してみる)
喜劇王のチャップリンの名言に、こんなものがあります。
人生は、近くで見ると悲劇だが、
遠くから見れば喜劇だ
図にすると、以下のようなイメージでしょうか。
もしかしたら今、あなたは、自分自身の人生を「下り坂だ」と感じているかもしれません。
しかし、ジャンプする前には、いったんしゃがまないと、高くジャンプできないのです。
遠くから見れば、これから右肩上がりに登っていく、ちょっと前の段階かもしれません。
(5)恐れから行動しない
怖い犬から逃げようとすると、逆に追いかけられますよね。
それと同じで、恐れから行動すると、その行動が、逆に不幸な状況を引き寄せてしまうことがあります。
恐れからではなく、愛をベースに行動すると、恐れは自然と消えていきます。
詳しくは、以下のページでも解説していますので、ご参照下さい。
>> 頑張ってもうまくいかない?仕事・恋愛・人間関係の空回り解消法
(6)情報をシャットダウンする
テレビやネットのニュース。
FacebookやツイッターなどのSNS。
こういったものからは、情報が嵐のように押し寄せてきます。
そして、無意識に、自分の状況と比較して、落ち込ませます。
- こんなに活躍している人がいるのに、自分は…
- 友達は、こんなにリア充なのに、自分は…
こういった情報の波に飲み込まれないためにも、情報は、意図的にシャットダウンしましょう。
- テレビは見ない。なんならテレビを捨てる。
- SNSは見ない。見るにしても時間を決める。
私は、結婚前、テレビを持っていませんでした。
(結婚後は、妻や子供のこともあって、さすがにテレビは買いましたが、ほとんど見ません)
テレビがなくて困ったことがあったか?と言うと、困ったことはありませんでした。
必要な情報は、人を通じて伝わってくるので、大丈夫です。
(7)夜はさっさと寝る。朝早く起きる。
夜は、一日の疲れもあるので、思考パターンがマイナス方向になりがちです。
であれば、夜はさっさと寝てしまいましょう。
そして、早起きしましょう。
早起きすると、思考がスッキリするので、「なんで、あんなことで悩んでいたんだろう?」と思うことも多々あります。
(8)悩みを書き出す
悩みというものは、「見えないお化け」のようなものです。
子供の頃、「押し入れにお化けがいるんじゃないか?」と思って、怖かった人も居ると思います。
でも、実際に押し入れを開けてみると、お化けなんて居ないのです。
これは、悩み事も同じです。
悩み事も、見える化してしまえば、怖くなくなります。
そこで、悩みごとがある時は、それを紙に書き出しましょう。
複数の悩みがある場合は、箇条書きにするとよいでしょう。
書き出してみると、意外と「な~んだ、こんなことで悩んでいたのか」と俯瞰できて、気持ちが楽になります。
(9)自分の笑顔を最優先する
このお話の最初に、「課題の分離」というお話をしました。
では、あなたの課題は何なのか?というと、ズバリ「あなた自身が笑顔でいること」です。
あなたが笑顔でいられることを、最優先に考えましょう。
他人に迷惑をかけない程度なら、仕事も家事も、少し休んで下さい。
スマホは家において、ちょっとカフェにでも行って、いつもは頼まないちょっと贅沢なものを注文して、ゆっくりリラックスして下さい。
何よりも最優先すべきは、あなた自身の笑顔です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
真面目な人ほど、周囲の期待に応えようとして、頑張りすぎてしまいます。
必要以上に責任を背負い込もうとして、悩んで、疲れてしまいます。
周囲の期待には、応えなくていいのです。
意外と、「期待されている」と思っているのは自分だけで、自分が頑張らなくても、周りがサポートしてくれたりするものです。笑
悩みを深刻に捉えなくてもいいのです。
その悩みも、1年後には、思い出すことすらできなくなっています。
あなたが楽に生きるヒントになれば幸いです。
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