
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
私は、「好きなことを仕事にする」のが一番だと感じているのですが…
「好きなことを仕事にする」というお話をすると、「転職するってことですか?」「今とは違う仕事をする、ってことでしょうか?」という質問をいただくことがあります。
確かに、会社に勤めている人なら、転職するというのも1つの方法です。結果的に、転職することになる人もいるかもしれません。
すでに独立して活動されている方なら、将来的には、今とは違う仕事をすることになる場合もあるかもしれません。
しかし、必ずしも転職する必要があるわけでもないのです。
また、すでに独立して活動されている方なら、今の仕事を大幅に変える必要がある、というわけでもないのです。
どういうことか?
分かりやすく説明しますね。
まずは、「今の仕事」で考える
実は、大事なのは、「まず今の仕事の中で、好きを実現する方法はないか?」を考えることなのです。
「どこかに、自分の天職(好きな仕事)がある」というものではないのです。
天職とは、「どこかにある」ものではなく、「今の仕事の中に見出す」ものなのです。
あなたが既に今、何かしらの仕事をしているのであれば。
それは、多かれ少なかれ、その仕事の中に好きな部分があったからです。
無意識にでも、「自分の”好き”を実現できそうだ」と感じたからこそ、その仕事を選んでいるのです。
(多くの選択肢がある中で、わざわざ嫌いな仕事を選ぶ可能性は、低いですよね。)
であれば、今の仕事に対する見方を変えることが先決
そうすれば、その「好きな部分」がクローズアップされて、今の仕事の中で好きを実現できる可能性が高くなるのです。
安易に
- 「転職すれば、仕事が好きになるかもしれない」
- 「仕事を大きく変えれば、好きになるかもしれない」
と考えないで下さい。
大事なのは、仕事を変えることではありません。
まず、自分自身のものの見方・受け止め方を変えることの方が、大事なのです。
私の例
以前は、「ホームページを作る」ことをメインの仕事にしていました。
しかし、そこから今では「ホームページ集客を教える(集客ノウハウを伝える)」方にシフトしています。
(もちろん、HP制作も行っていますが、比重が変わってきた、というイメージです)
これは、私に「分かりやすく教える」という強み(才能)があるからです。
その結果、今まで以上に、仕事が充実するようになりました。
このように、仕事を変えなくても、自分の「好き」は活かせるのです。
結局、自分の見方・受け止め方次第
私が好きな「サラとソロモン」という本の中にも、こんな言葉があります。
サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣
君は、気分を良くするただ一つの方法は、状況そのものが改善されることだと思っている。
でも君は、状況をコントロールすることはできないから、罠にハマったように感じるんだ。
サラ、君がやるべきことは、君が望んでいるものだけが存在する完璧な場所を探し出すことではないんだ。
君がやるべきことは、君の望んでいるものを、すべての場所の中に見つけ出すことなんだ。
物事には、良い面も悪い面もある。どっちを見るか?だけ
仕事に限らず、すべての物事には、良い面も、悪い面も、両方あります。
人によって、そのどちらを見るか?が違うだけなのです。
経営コンサルタントとして有名な大前研一さんも、こんな言葉を残しています。
面白い仕事と面白くない仕事というのはない。
面白い仕事のやり方と、面白くない仕事にやり方があるだけだ。
結局のところ、自分の見方・受け止め方次第、なのです。
安易な転職は、状況を悪化させます
嫌な状況から逃げようとすると、無意識に同じ状況を引き寄せてしまいます。
例えば、以下のような感じです。
- 給料が低い!と言って転職すると、転職先でもお金で悩むようになります。
- 人間関係が悪い!と言って転職すると、転職先でも人間関係で悩むようになります。
怖い犬から逃げようとすると、逆に追いかけられるのと同じです。
なぜ、こんな事が起こるのでしょうか?
その理由は…
目の前の状況から逃げても、「自分の見方」が変わっていないから
先ほどお伝えしたように、全ての状況は、自分の見方次第です。
状況を変えても、自分の見方が変わっていなければ、同じ「不満の種」を必ず見つけ出してしまうのです。
だからこそ、「まず今の仕事の中で、好きを実現する方法はないか?」を考えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はなにも「絶対に転職するな!」と言いたいわけではありません。
転職したほうが、あなたの才能を活かしやすいケースもあるかもしれません。
ケース・バイ・ケースです。
ただ、青い鳥症候群にはなってほしくないのです。
「いつか王子様が…」的な、他人任せ(周囲の状況任せ)では生きてほしくないのです。
常に主体的に生きてほしい。
そういう思いも込めて、この記事を書きました。
ちなみに、「今の仕事の中で、自分の才能を活かす」というお話をしましたが…
自分の才能を見つけ出す質問法について、以下の記事で書いていますので、合わせてご参照下さい。
>> 自分でできる才能診断×6。自分の強みの見つけ方を解説します。
参考になれば幸いです。
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