
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
仕事でも、プライベートでも、いろんな「不安」って出てきますよね。
不安があると、そのことが気にかかってしまい、集中力も落ち、表情も曇ってきてしまいます。
今日は、そんな「不安を解消する方法」について、お話したいと思います。
不安の正体は、「見えないお化け」のようなもの
結論から言うと、不安の正体は、「見えないお化け」のようなものです。
子供の頃、「押し入れにお化けがいるんじゃないか?」と思って、怖がった経験がある方も居ると思います。
でも、実際に押し入れを開けてみると、お化けなんて居ないですよね。
「な~んだ、お化けなんて居ないのか」と実感できると、その後は怖くなくなるものです。
見えないから不安になるだけで、実際に見てしまえば、恐怖はなくなるのですね。
実は、不安の正体も、これと同じです。
多くの場合、不安なこと(心配事)を頭の中だけで考えて続けているから、本質が見えず、どんどん不安になっていっているのです。
人間の脳は「上書き思考」。考えていても、堂々巡りになるだけ…
人間の脳は、「上書き思考」です。
脳の仕組み上、一度に2つ以上のことを考えることはできないのです。
極端に言うと、新しい考えが出てくると、さっきまで考えていたことは忘れ去られます。
そして、不安に不安を塗り重ね、また同じところに戻ってくる。
いわゆる、「堂々巡り」になってしまうのです。
では、この不安の堂々巡りを解消するには、どうすればいいのか?
その答えは簡単で、「不安を見える化すればいい」のです。
不安を解消する3ステップ
(Step1)不安に思っていることを、全て書き出そう!
最初にすべきなのが、「不安を書き出すこと」です。
これによって、頭の中だけで堂々巡りになっていた不安が「見える化」されます。
先ほどお話した「押し入れのお化け」と一緒で、見える化すれば、それだけで不安が軽くなるのです。
私は、書き出す時には、以下のようなマインドマップを使っています。
書き出す時には、「仕事」「プライベート」「健康」のように、項目ごとに書き出すとやりやすいです。
上記に挙げたのは一例ですが、あなたが少しでも不安に思っていることは、漏れなく書き出していきましょう。
ちなみに、私は、エックスマインド(無料)というものを使っています。
>> エックスマインドはこちら
(Step2)書き出した不安を分類しよう
次に、書き出した不安を「コントロールできるもの」「コントロールできないもの」に分類します。
「コントロールできるもの」とは?
コントロールできる不安とは、「事前に対策できるもの」を指します。
例えば、以下のようなものです。
- Toeicで、良い点とれるかな… ⇒ 勉強すれば対策可能
- 今度の旅行、道に迷わないか不安… ⇒ 調べれば対策可能
- 妻が最近、疲れ気味な気がする ⇒ 本人に症状を聞けば対策可能
これらはいずれも、「事前に対策可能」なものです。
対策を考え、行動計画を立て、1つずつクリアしていけば、これらの不安は解消されます。
野球の野村監督の名言に、こんなものがあります。
心配とは、行動の不足から起こるものである。
先ほどお伝えしたように、人間の脳は、一度に2つ以上のことを考えられません。
つまり、行動することに集中していれば、不安は自然と消えていくのです。
「コントロールできないもの」とは?
コントロールできない不安とは、「やってみないと分からないもの」を指します。
例えば、以下のようなものです。
- 息子が新しい小学校に馴染めるだろうか?
- 転職先の会社で、上手くやっていけるだろうか?
- 明日の健康診断、何か悪い結果が出ないといいけど…
こう言ってはアレですが、これらの不安は正直、どうしようもありません。
実際にやってみて、その結果を見て対策していくしか無いのです。
ただ、そうは言っても不安が消えないので、そんな時には、私はこんなふうに考えています。
1年後には、不安は勝手に消えている
実は人間の悩みというのは、時間が経てば、勝手に解消されているものなのです。
例えば、あなたは、1年前の今日、「自分が何に悩んでいたか?」を覚えていますか?
おそらく、覚えていないと思います。
私なんて、3ヶ月前の悩みですら、もう忘れています。笑
逆に言えば、今のあなたが深刻に悩んでいる悩みも、1年後には忘れてしまっているわけです。
こう考えると、私は「な~んだ、結局自分の悩みなんて、そんなものか」と思えて、楽になります。
(Step3)不安を「目標」に書き換えよう
不安を解消するには、その不安から逃げようとするのではなく、「不安を逆に利用する」ことをお勧めします。
私はよく、「不安を目標に書き換える」ということをします。
以下のようなイメージです。
上記のように、「~~で不安」というネガティブ思考を、「~~になる!~~になるには?」のようにポジティブな目標に書き換えてしまうのです。
こうすることで、「不安を解消でき、目指すべき目標もできる」という一石二鳥になります。
ちなみに、目標は紙に書くことで、達成できる確率が一気に上がります。
この詳細は、以下のページでも解説していますので、ご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここで紹介した3ステップが、あなたのお役に立てば幸いです。
ちなみに、この記事を書きながら、アール・ナイチンゲールの、こんな言葉を思い出しました。
心配事の92%は実際には起こらない
ナイチンゲールは、この92%の心配事の種類を、以下のように分類しました。
- 実際に起こり得ないことへの心配 40%
- 過去にすでに起こったこと 30%
- 不必要な健康に関する心配 12%
- 細々とした不必要な心配事 10%
つまり、9割以上の心配事(不安)は、不要な悩みだ、ということです。
では、残り8%の「現実化する心配事」には、どう対処すればいいのか?
以前書いた以下の記事が、そのヒントになるかもしれませんので、合わせてご参照ください。
参考になれば幸いです^^
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