
こんにちは、大林(プロフィールはこちら)です。
先日、「きっと、うまくいく」というインド映画を観ました。
とても良い内容だったので、映画から得た気付き・学びをシェアしますね。
『きっと、うまくいく』のあらすじ
あらすじは、以下のようになっています。
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。
エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。
抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。
根底に流れるのは学歴競争。
加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。~アマゾンより引用~
目的が「競争に勝つこと」にすり替わってしまっている
この映画を見て、現代人の目的が「幸せになること」ではなく、「競争に勝つこと」にすり替わってしまっているのでは?と感じました。
- 幼児教育に力を入れよう!
- いい大学に入ろう!
- いい会社に就職しよう!
表現の仕方は違えど、結局は「競争に勝とう!周りに負けないようにしよう!」と言っているのと同じです。
- 勉強も、楽しみや発見ではなく、「暗記」「点を取るため」の勉強が優先されている
- 就職先選びも、ワクワクすることではなく、「高い年収」「有名な会社」が優先されている
- パートナー選びも、自分に合う相手ではなく、「いい条件」「自慢できる相手」が優先されている
この映画は、こういった「競争社会」についての疑問を投げかけてくれました。
勉強・仕事選び・人生の指針になる、7つのセリフ
(1)勉強の指針
大事なのは、「テストの点の取り方」じゃない
この中に、「新しい知識が学べる!」と喜んだものはいるか?
みんな、競争に夢中だ。
これは、主人公のランチョーが、大学の方針に疑問を持って発した一言です。
「点の取り方」は、学校の中でしか通用しません。
社会に出たら、正解なんて無いのです。
「競争に勝たないと…!」という外発的なモチベーションは、いずれなくなるし、疲弊します。
本来、人間は好奇心の固まりで、「知りたい」という欲求にあふれています。
勉強して、新たな世界を知ることは、純粋に「楽しい」ものであるはずです。
「知りたい!学びたい!面白い!」という、好奇心をサポートするのが、真の教育なのでは?と感じました。
試験で一番を取れる理由
工学に情熱があるからだ。
主人公のランチョーが、試験で1位を取った時の一言です。
ランチョーは、パッと見ると、まったく勉強していません。
しかし、試験では、ガリ勉の同級生をあっさり超えて、1位になってしまいます。
ほとんどの生徒が「競争に負けないように」勉強する中、ランチョーは、「好きだから」勉強しているのです。
「好きこそものの上手なれ」とも言いますが、勉強を楽しむことが大事なんだと、気付かされました。
試験よりも、優先すべきものがある
父親は一人だ。
主人公のランチョーが、友人:ラジューの父親が病院に運ばれた時に発した一言。
ランチョーは、大事な試験に行くよりも、友人の側に寄り添うことを選びます。
人間にとって、家族は、心の拠り所でもあります。
当たり前のようにあるものほど、大切さを忘れてしまうものです。
この一言で、家族・友人の大切さをあらためて感じました
(2)仕事の指針
なりたいものになれ
君はなりたいものになれよ。
写真家になる夢を捨て、両親の期待に応えようとしてお金が稼げるエンジニアになろうとしている友人:ファルハーン。
そんなファルハーンを見て、ランチョーは「こんなに素晴らしい写真を撮れるのに、なぜエンジニアなんて目指すんだ?写真家にならないなんてもったいない!」と背中を押します。
好きなこと、才能を活かせることは、本人に努力している気がなくても、自然と上達していきます。
収入じゃない。学べるか?なんだ
世間は関係ない
写真家になる決意をした、ファルハーンの一言。
お金ではなく、「自分がワクワクすることを学ぶため」に仕事をしようと決意した瞬間です。
世間の評価なんて関係ない。
自分の人生を生きるんだ。
この一言に、そんなメッセージが込められているように感じました。
(3)人生の指針
後悔先に立たず
「死ぬ前に後悔したこと」リストでは、必ず「あの時、もっとチャレンジしておけばよかった」「自分の人生を生きればよかった」という項目が上位にランクインするそうです。
「自分が死ぬとき、この選択で後悔しないだろうか?」と問いかけるのは、とても大切だと感じます。
成功を目指すな
優秀なら成功はついてくる。
ここで言う優秀とは、「勉強ができる(点が取れる)」という意味ではなく、「好きなことに熱中している」という意味合いだと感じました
アメリカの作家:ジョン・スタインベックの格言にも、こんなものがあります。
天才とは、蝶を追っていつのまにか山頂に登っている少年である。
目の前のことに集中しているうちに、自然と上達していく。
優秀になっていく。
それが、結果的に成功へとつながっていく。
集中すべきは、「今、目の前にあること」なのです。
まとめ:競争に勝つことではなく、自分の幸せを探求しよう
私は、人生とは「自分探し(幸せ探し)の旅」だと思っています。
旅行の道筋には、たった一つの正解はありません。
旅行をする人が、自分が行きたいように道筋を決めればいいのです。
これは、人生も同じです。
人生の道筋にも、たった一つの正解はないのです。
- ある人は、仕事を通じて幸せを見つける人もいるでしょう。
- ある人は、育児を通じて。
- ある人は、学問を通じて。
- ある人は、ボランティア活動を通じて。
- ある人は、友人関係を通じて。
道筋は無限にあって、その中で、自分が一番好き(ワクワクすること、得意なこと)を選べばいいのです。
編集後記:きっとうまくいく、を見て
私たちは将来を心配していた。
彼は今を楽しんでいた。
これは、映画の冒頭で出てきた一言です。
主人公のランチョーは、まさに「今を楽しむ」「今を生きる」ことに、集中していました。
そんなランチョーは、困難なことが起こると、「Aal izz well(アール・イズ・ウェル)』とつぶやきます。
日本語に訳すと、「うま~くい~く」という意味だそうです。
私も、日々「きっとうまくいく」という気持ちで過ごしていこう。
そう思いました。
笑いあり、涙あり、歌あり、ダンスあり。
3時間近くある映画ですが、あっという間に見れてしまいました。
興味のある方は、ぜひご覧くださいね。
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